クーラーボックスはキャンプ中の食材をキープする重要な道具です。しかし、保冷剤が溶けきってしまうとただの箱になってしまいます。冷気を保つには氷を入れますが、コンビニには板状と砕いたクラッシュタイプの2つがあります。どちらを選べば良いのでしょうか。シチュエーション毎に正解をお教えします。
タイプ毎の特性
では、さっそく板状とクラッシュタイプの特徴を見てみましょう!
板状の特徴
- 溶けにくい
- 長持ちする
- 冷えにくい
板状の氷は空気と触れる面積が少ない為、温度上昇が緩やかです。この為、中々溶けずに長持ちです。言い換えるとクーラーボックスに入れても冷えにくいという事でもあります。
クラッシュタイプの特徴
- 溶けやすい
- すぐ無くなる
- 冷えやすい
クラッシュタイプは板状に比べて表面積が大きく空気に触れやすくなっています。この為、空気に熱を与えられ溶けやすくなります。言い換えると空気を冷やしやすいという事でもあります。
長持ちさせるなら板、早く冷やすならクラッシュ
氷を買う前に、『クーラーボックスの中がどうなっているか』を確認しましょう。
既に保冷剤が溶けきって温度が上昇している時
食材が痛むのを防ぐ為には庫内の温度を出来る限り早く冷やす必要があります。この場合、『クラッシュタイプ』の氷を選びましょう。表面積が大きいので素早く空気と熱交換を行い温度を下げてくれます。
しかし、温度を素早く下げてくれる判明、溶けるのも早いので1時間後ぐらいに溶けきっていないか確認しましょう。庫内が十分に冷えていれば次は板状を追加しましょう。
保冷剤が辛うじて残っていてギリギリ冷たい時
保冷剤を取り出し板状氷を入れましょう。庫内の温度が低いならば急激に冷やす必要はありません。温度キープが出来るように板状氷で緩やかに冷やしておくと良いでしょう。
まだ保冷剤がしっかり残っている時
最近の保冷剤は性能が高くクーラーボックスの置き場さえ良ければ2泊程度は耐えてしまいます。保冷剤が効いている間は氷を足す必要はありません。
ただし、キャンプ場周りのお店は早く閉めたり営業日が少ないなどの罠が潜んでいます。もし、保冷剤がまだ冷えていても近い未来に氷が入手できなくなりそうなら先手で氷を入れるのはアリです。この場合、庫内はまだ冷えているので板状を選択すると良いでしょう。
まとめ
クーラーボックスに入れる氷タイプまとめ
- 既に保冷剤が溶けきって温度が上昇している時:クラッシュタイプ
- 保冷剤が辛うじて残っていてギリギリ冷たい時:板状タイプ
- まだ保冷剤がしっかり残っている時:板状タイプ