あなたが今まさにキャンプの世界に飛び込もうとしているならキャンプレベル1(初心者)を体験して見るのをおすすめします。最低限の費用で揃える装備から自分のキャンプスタイルに何が必要なのかが見えてきますよ。
キャンプレベル1(超初心者)の装備ってどんなもの?
これからキャンプを始める方にぴったり
『キャンプに憧れはあるけど必要な道具が多すぎて何が必要なのかよく分からない・・・』
そんな方におすすめなのがこのレベル1装備です。
超必要最低限かつ無駄にならない装備を厳選
『キャンプは体験したいけど無駄な買い物はしたくない・・・』
レベル1装備はそんな気持ちにもちゃんと対応しています。選ばれた道具はキャンプレベルを上げても無駄にならず使い続けられる物ばかり。決して無駄になりません。
レベル1のテーマ
『取り敢えずテントで寝泊りする』がテーマです。キャンプの醍醐味であるテントでの寝泊りを実現しつつ、難易度が高い調理などの要素を潔くバッサリ省略して必要な道具を最低限にしています。
不自由を感じて買い足す道具を決められる
テント泊以外の要素は削ぎ落としているので、もちろんキャンプ中は不自由を感じる事が多いと思います。しかし、そんな不自由を感じるのもキャンプの醍醐味です。そもそもキャンプは大自然の中で普段は出来ない非日常的な生活を楽しむもの。何でも完璧に揃っている優雅なキャンプだけが全てではありません。不自由なキャンプを体験しする事で自然に自分に本当に必要な道具が何なのか気づく事ができます。他の人が持っている道具を眺めながら『あれ良いな・・・次はあれ買おう』と感じる事が重要なのです。
キャンプレベル1の装備
では、いよいよキャンプレベル1の装備を紹介します。
寝泊りの最低限装備だけ整える
レベル1はテントなど寝泊りにだけ重点を置いています。即ち、ここに選んだものは寝泊りに必要な最低限、かつ将来無駄にならないアイテムです。
テント
テントの選び方
『記載の人数-2人』で計算しましょう。将来的にキャンプしたい最大人数で選ぶのがおすすめです。ただし、表示人数はやや大目に書かれており、実際は荷物なども居室に入るので記載より-2人で計算する必要があります。(6人用テントで4人向け)
おすすめテント
キャンプで最も使用率が高く品質とお値段のバランスが良いコールマンタフィワイドドームがおすすめです。
必要最低限な性能はきっちり備えておきながらお値段も控えめでレベル1の超初心者にはぴったりのテントです。タフワイドドームが優れている理由は以下のとおりです。
タフワイドドームのココがおすすめ
- 耐水圧が2,000mmある
- 本体の骨組み、ラインがしっかりしている
- ベンチレーションがしっかりしている
耐水圧が2,000mmある
耐水圧とは対象に水を載せた時に染み込む(浸透する)力をどの程度抑えて反発させることができるかを示す数値です。耐水圧の値は評価対象に1cm四方の上に水を積み上げてどこまで耐えることができるかを表しています。
タフワイドドームの耐水圧2,000mmは1cm四方の上に2,000mm、すなわち2mもの水を積み上げても染み込まない事を意味しています。
具体的には雨の強さと耐水圧は次のように定義されています。
- 小雨(300mm)
- 中雨(2,000mm)
- 大雨(10,000mm)
- 嵐(20,000mm)
安価なキャンプは見た目はしっかりしていても耐水圧が低く、使用していくたびに防水材が切れて来て小雨程度で雨が滲みてくるという恐ろしいことが起こる可能性があります。
つまり、タフワイドドームは中雨までは耐えられるということを示しています。夏のキャンプではゲリラ豪雨にあうことも珍しくありません。ゲリラ豪雨は非常に強い雨ではありますが短時間で止むことも多いため、タフワイドドームの耐水圧2,000mmあれば中まで浸透してしまう恐れはかなり低くなります。ふぁみパパもタフワイドドームでなんどもゲリラ豪雨に遭遇していますが、中まで水が染みて来たことは一度もありません。
本体の骨組み、ロープがしっかりしている
安価なテントにもタフワイドドームも同じ形、同じ広さをしているものが沢山あります。しかし、見た目は同じでもテントを構成する骨組み、ロープが安物になっている場合があります。この2つが安物だと風が吹いたりして強い力が働いた時に耐えきれず倒壊してしまう恐れがあります。
タフワイドドームは骨組み、ロープにしっかりした素材が使われておりゲリラ豪雨に見舞われて強い風が吹いても倒壊することがありませんでした。しかし、ゲリラ豪雨が終わってサイトに出てみると安価テントが吹き飛んで偉いことになっているのを何度も見かけました・・・。もちろん設営のまずさもあったとは思いますが支柱まで折れていたところをみるとタフワイドドームより安価なテントはおすすめできません。
ベンチレーションがしっかりしている
テントには空気が循環するように上下にベンチレーション(空気穴)があります。空気はあたたまると上に上昇するため、下から冷えた空気が入り上から暖まった空気が抜けていくのです。しかし、安価なテントにはこの仕組を省略しているものがあります。ベンチレーションを作るには布地をカットしネットを張るなどコストが掛かるため、安価にする時に削られてしまうのです。ベンチレーションが無いと夏のテントの中は蒸し風呂になり、冬のテントの中はストーブが発生させる一酸化炭素を抜くことができず中毒になります。
タフワイドドームにはしっかりしたベンチレーションが備えられており、快適なキャンプを楽しむことができます。
値段が手頃
耐水圧や骨組み、ベンチレーションを考えると高いテントが良いのかというとそういう訳でもありません。高いテントの中には、さして性能はタフワイドドームと変わらないのに値段だけ立派な物がたくさんあります。そういったテントは大抵がブランド料が含まれています。キャンプを始める時には揃えるものが他にもたくさんあります。その為、ブランド料にお金を使うぐらいならば色々な道具を揃えるほうが一層キャンプを楽しむことができます。
タフワイドドームは値段と性能のバランスが良く、必要な性能はきっちり揃えておきながらブランド料で不当に高くなっているということもありません。
以上の理由より、ふぁみパパのおすすめ初テントはコールマンのタフワイドドームを購入されるのをおすすめします。
グランドシート
テントの下に敷くグランドシートには以下の役割があります。
グランドシートの役割
- テントが汚れたり破れたりする事を防ぐ
- テントに湿気が登ってくるのを防ぐ
先程紹介したタフワイドドームにはグランドシートがセットされたものがあり大変オトクです。
単品で購入する場合はこちら
ただし、グランドシートは普通のブルーシートで代替できます。しかもブルーシートはテントの下に入れ込むので完成すると外から見えません。上級者でもブルーシートを使っている人はたくさんいます。初回はブルーシートでやってみてお金をかけても専用品が欲しくなれば買うと良いでしょう。
ハンマー
テントを固定するには『ペグ』と呼ばれる留め具を地面に打ちつけます。打ち付けるためのハンマーはテントのセットに含まれていますが、プラスチック製で使い心地がかなり良くありません。
実はペグ打ちはキャンプが楽しくなるかの重要な要素です。テントだけでも打ち付けるペグは20本以上にもなります。標準付属のプラスチックハンマーだと手が痛くなってしまい、テントを建てるだけでヘトヘトになってしまいキャンプを楽しむどころでは無くなってしまいます。
そこでハンマーは初心者であっても必ず上等な物を用意してください。
ハンマーの選び方
- 無反動(ショックレス)タイプ
- 片面が金属のコンビネーションタイプ
無反動(ショック)タイプ
ハンマーは必ず『無反動ハンマー』(ショックレスハンマー)を選んでください。無反動タイプは中に反動吸収の仕組みが組み込まれており、ペグを叩いても手に反動が返らず痛くならない優れものです。
片面が金属のコンビネーションタイプ
無反動ハンマーは木材加工でも良く使われるので打面が両方ゴム素材の物が沢山あります。しかし、ペグは固い金属の物を使用するのでゴム面で打つと簡単に破れてしまいます。必ず片面が金属になっているコンビネーションタイプを選びましょう。なお、片面はゴムなので一本あれば日曜大工などにも活躍してくれます。
『ペグ抜き』機能は不要
キャンプ用のハンマーには片面、または持ち手の下にペグを抜くため飲み『鉤爪』が付いているものがあります。しかし、ペグは子供でも出来る簡単な抜き方を使えばいとも容易く抜く事が出来ます。ペグ抜きの鉤爪は全く使わず邪魔になるので付いていない物で十分です。
おすすめはPB(ピービー) 無反動コンビネーションハンマ304-2
無反動、かつコンビネーションタイプの条件を満たせているハンマーとして無反動コンビネーションハンマ304-2がおすすめです。
PBは工具の有名ブランドで信頼性も高く安心して使う事ができます。持ち手がウッドなのもキャンプっぽくてグッドですヽ(=´▽`=)ノ
ペグ
テントを固定する時に必要なペグもテントに付属しています。しかし、ハンマーと同様プラスチック製で非常に脆い作りをしています。また長さが短いので固定力が弱く簡単に抜けてしまいます。風が強くなると不安になって寝られないなどの弊害が出てくる為、初めから良いペグを用意する事をおすすめします。
ソリッドステークスかエリッゼステークの2択
キャンプブランドのスノーピークから発売されているソリッドステークか少し安価なエリッゼステークの2つがおすすめです。
ソリッドステーク
数多くのキャンパーに愛用されているスノーピークから販売されており、その信頼性は折り紙つきです。非常に硬く長さも十分ある為、強固な固定力を発揮してくれます。唯一の弱点は色は黒のみで設置場所によっては地面に同化してしまい見づらくなることがあります。ただ、注意深く忘れ物確認をすれば十分防げるので安心して良いでしょう。長さは30cmが長くもなく短くもなくおすすめです。
エリッゼステーク
金属加工で有名な燕三条で製造されているペグです。性能はほぼソリッドステークと同じですが一番の違いはカラーが沢山あることです。カラフルなペグは地面と同化しない為、忘れにくいという利点があります。長さは28cmがおすすめです。ソリッドステークより少し短いですが性能は十分です。
穴を使って簡単ペグ抜き
ソリッドステークスには紐をかける為の穴がありますが、実はこの穴はソリッドステークスの棒がそのまま入る様になっています。棒を差し込んだら左右に数回回してみてください。たったこれだけで深く刺さったペグの周りの土が避けられて簡単に引き抜く事が出来てしまいます。ハンマーにペグ抜きが不要な理由はまさにこの簡単ペグ抜きが出来るからです。
テーブル
ご飯を食べたり作業をしたりするテーブルは必須です。人数にあわせて選択する必要があります。おすすめはテーブルとベンチがセットになったコールマン リビングテーブルです。畳むとコンパクトに出来るので積み込む時に隙間に入れる事が出来ます。
チェア
ゆったりくつろぐ為のチェアは出来れば初心者でも用意したいアイテムです。テーブルにセットされたベンチでも座れますが背もたれがありません。キャンプ場ではもたれかかる場所が無いケースが多い為、しっかり休憩できる背もたれ付きチェアを持っていく事がおすすめです。
ローチェアかハイチェアかはお好みで
チェアには大きく分けてハイチェアとローチェアの二つに分けられます。
ハイチェア
通常の椅子に近い高さがあり座面と背もたれが固くなっています。立ったり座ったりが楽でテーブルとの高さも合います。安いものでは1,500円以外で売られており性能的にも十分です。まずはハイチェアを人数分用意するのがおすすめです。
ローチェア
座面が低く背もたれや座面は固いものも柔らかいものもあります。非常にリラックスして座る事が出来ます。ハイチェアに比べると立ったり座ったりが少々面倒です。高さの低い囲炉裏テーブルや焚き火台を囲んで食事をする時には高さは合いますが、前屈みになると安定しない事が多いです。ローチェアはリラックス用と割りって食事をする時はハイチェアかテーブル付属のベンチを使うと良いでしょう。
寝袋
必須アイテムとしてカウントしていますが、実は『夏キャンプかつ低地』に限っては不要です。気温が高く寝袋を使用しなくても眠る事が出来ます。
ただし、夏でも『高地』(標高が高い場所)でキャンプを行う場合は持っていく事をお勧めします。たとえ低地では40度近い日が続いていても高地では深夜早朝は10度前半になる可能性があります。薄着で寝袋無しで突入してしまうと寒くて一睡も出来ない状況になります。
寝袋には形と対応気温の2種類がある
寝袋を選ぶ基準は大きく分けて2つです。
寝袋の形
以下の2つの種類があります。
- 封筒型
- マミー型
それぞれの違いを見てみましょう。
封筒型
封筒型長方形の形をしていて封筒に似ている為、『封筒型』と呼ばれます。封筒型のポイントは以下の通りです。
封筒型のメリット
- 値段が安価な物が多い
- 出入りがしやすい
- 中が広く寝返りが打ちやすい
- 2つ以上連結して2人以上で使える
- 開いて布団がわりに使える
- 耐寒性能が低い物でも毛布でカバーできる
封筒型のデメリット
- 耐寒性能が高いものが少ない
特に小さい子供がいる場合、普段は同じ布団で寝ている方が多いと思います。その場合、完全に寝袋で親と切り離されてしまうと不安を感じる場合があります。封筒型なら2つ以上の連結が可能なのでくっついて寝る事も可能です。
また、耐寒性能の低さが唯一の泣き所ですが、ファミリーキャンプなら車を使うケースが多いと思いますのでいっしょに毛布など暖かい寝具を追加で持ち込めば対処できます。
冬キャンプをするなら0℃対応、子供用はマミー型を選択しよう
封筒型は大人用は0℃対応がありますが、子供用の0℃対応でおすすめできるものがありません。冬キャンプをする予定があるなら子供用はマミー型を選択するか別途布団や毛布を持ち込んで対策するのが良いでしょう。
大人用0℃対応
大人用5℃対応
子供用7℃対応
子供用10℃対応
マミー型
『エジプトのマミー』に似ていることから付けられた名前です。
マミー型のメリット
- 耐寒性能が高い
- 空間が狭い為、中が温まりやすい
- 隙間風が入りにくい
マミー型のデメリット
- 寝返りが打ちにくい
- 出入りしにくい
- 耐寒性能が高いと値段も高い
小さい子供が使用する事を想定するとマミー型はおすすめできません。まず小さい子供は、寝返りが打てない状態を嫌がる事が多いです。また、一人で寝袋の出入りが出来ない事も多いです。封筒型に比べて中のスペースが狭い為、中からファスナーを閉めたりする操作が出来ないのです。
子供用も4℃まで対応可能
封筒型だと7℃までしか設定のなかった子供用が4℃対応まであります。ただし、真冬に子供連れでキャンプするのであれば4℃を過信せず布団や毛布を持ち込むのをおすすめします。
大人用0℃対応
大人用5℃対応
子供用4℃対応
小さい子供がいるなら封筒型、それ以外はマミー型がおすすめ
ふぁみパパの子供の場合はマミー型を買いましたが、結局小学3年生までは封筒型でしか寝てくれませんでした。
マミー型の方がキャンプっぽい感じはしますが小さい子供がおられる場合は封筒型からスタートされる事をお勧めします。
子供用は7℃対応までしかありませんが、寒い時に備えてふとんや毛布を持ち込んでおけば問題ありません。
エアマット
季節によってはテントの中で寝袋に入っても寒い場合があります。『寝袋や毛布があれば大丈夫じゃない?』と思われるかもしれません。しかし・・・その考えは甘いです!いや、寒いです!たとえ夏場であっても深夜から明け方のキャンプ場はびっくりするぐらいの底冷えがするのです。
『ほんと??』と思われる方は夜中にお外でピクニックシートを敷いて寝てみてください。数分寝ているだけで地面から冷気が伝わり体が冷えていくのがわかると思います。人間の体温は36℃前後ですが深夜から早朝の地面は10℃台まで落ちていることも珍しくありません。その為、体と地面が熱が伝わりやすい素材で密着していると簡単に体温が地面に奪われてしまうのです。
そこで役に立つのがエアマットです。エアマットは丈夫なビニール素材に空気を入れて使用する簡易ベッドです。電動の空気入れを使用するため、空気入れも排出も全自動でラクラク設営が可能です。空気が入ることで地面から体を切り離すことができ寝そべっていても寒くなりません。値段も安価で購入しやすいのではじめてのキャンプにはもってこいです。
唯一の弱点は、テントの底面全体に敷き詰めて複数人で一緒に使用する前提で作られているため、他の人の寝返りなどの振動が伝わりやすくなっています。神経質な人は後で紹介するコットを使用すると良いでしょう。
電動空気入れ
エアマットを膨らましたり空気を抜く際に使用します。エアベッドは浮き輪などと違い遥かに大きいので口で膨らますことはできません。必ず電動式の空気入れが必要になります。電動空気入れは一つ持っていれば夏のレジャーでよく使う浮き輪やゴムボートなどを簡単にふくらませることができます。安価なので一つ持っておくのをおすすめします。
コット
フレームに布を張って作る簡易な1人ベッドです。地面から体を離すことができるのでエアベッドと同様に暑さ寒さを遮断する事ができます。エアベッドと異なるのは、エアベッドが複数人で使う前提であったのに対し、コットは1人用です。このため、エアベッドのように他の人の身動きで振動が伝わってくることはありません。ただし、エアベッドと異なり組み立てが必要になります。コールマンのパックアウェイコットは骨組みが予め取り付けられており3秒で設営が可能でとても簡単なのでおすすめです。
LEDライト
キャンプ場は最低限の明かりしかありません。街灯が自分のサイトの周りに全く無い事も珍しくありません。つまり、灯りは自分達で用意しないといけないという事です。
最低限必要な明かりは以下の通りです。
最低限必要な明かり
- キャノピー部分
- テント内
- 携行用(最低1つ)
キャノピー部分
いわゆるリビングにあたるキャノピー部分に1つ照明が必要です。食事など日没後に行う作業のほとんどがキャノピー部分で行われるので照明は必ず1つ置いておく必要があります。
おすすめは電池で長時間点灯できるLEDライトです。新品の電池を入れておけば72時間も連続点灯できる優れものです。実際は暗くなってからしか使用しないので3泊のキャンプでも電池交換が要りません。
テント内
日が暮れてテントのファスナーを閉めると中は真っ暗になります。空気の取り入れ口はありますが外からの光を取り入れる用途としては期待できません。この為、テントの中も照明が必須だと言えます。
テントの中を効率よく照らすのもキャノピー部分と同じLED照明でOKです。
ジェントスのLEDはテントの天井から吊り下げるフックが付いており室内を効率よく照らす事が出来ます。
LEDヘッドライト
1つ持っておきたいのがLEDヘッドライトです。ランタン型は広範囲を照らす事が出来ますが、大きく携行性には優れていません。また、ランタンを背にすると自分の影で手元が見えなくなってしまいます。また、サイト内にも照明がほとんどなく出歩く際に足元が全く見えなくなる事もよくあります。日が暮れてから後片付けやトイレに行く時に、手元・足元が見えないと非常に危険です。
この為、暗くなった時にも作業が出来たり足元をしっかり照らせる様にLEDヘッドライトが一つあるととても便利です。ヘッドライトタイプであれば顔を向けた先を照らす事ができるので両手がフリーになり作業がしやすくなります。トイレに行く際にもランタンタイプだと置く場所に困る事もありますが、ヘッドライトタイプなら置く場所の心配がないのでとても便利です。
クーラーボックス
キャンプ場では基本的に持ってきた物だけで生活しなければなりません。近隣に購入できるスーパーがあるかもしれませんが、必要なものが必ずあるかは運次第です。その為、予め必要な食材は用意していくのが望ましいです。
そうなってくると問題になるのが食材の鮮度です。冬ならいざ知らず夏はテントの中も非常に温度が高くなり要冷蔵の食品は外に出しているとあっという間にダメになってしまいます。
そこで登場するのがクーラーボックスです。クーラーボックスは断熱材に覆われた箱で
保冷剤と一緒に入れておく事で中を冷蔵庫の様に低温に保つことができます。
クーラーボックスは初めから良い物を買う
キャンプ初心者だからこそクーラーボックスは良いものを購入しましょう。その理由は以下の通りです。
良いクーラーボックスを買う理由
- 安物は保冷できる時間が短い
- キャンプ中に保冷能力がなくなると食材が無駄になる
- 使わない食品が出ると家まで持って帰る必要がある
- クーラーボックスは中々買い直さない
- 家に2つクーラーボックスがあると場所を取る
安物は保冷できる時間が短い
残念ながらクーラーボックスは値段と性能が綺麗に合致するアイテムです。安い物はそれなりに性能が低く簡単に保冷力が落ちてしまいます。しっかりした物をこうにゅういておけば同じ保冷剤を使っても3日目までばっちり保冷できる
キャンプ中に保冷能力がなくなると食材が無駄になる
クーラーボックスの使い道は食品の鮮度維持です。しかし、真夏に安物クーラーボックスだとあっという間に保冷能力が無くなり1日も持たないケースもあり得ます。そうなってしまうと2泊以上のキャンプで食材がダメになってしまい急遽どこかに買いにいくハメになってしまいます。
使わない食品が出ると家まで持って帰る必要がある
キャンプに持っていく食材は常に全部食べきれるとは限りません。奮発して買った良いお肉など食材は捨ててしまうのは勿体無いので家に持って帰りたくなるのが人情です。しかし、保冷能力がなくなってしまったクーラーボックスでは家に着く前に腐ってしまいます。クーラーボックスの保冷能力は高いに越したことは無いのです。
クーラーボックスは中々買い直さない
安いクーラーボックスを一度購入してしまうと保冷能力が低くても諦めてそのまま使い続けてしまうケースが多いです。一度この状態になってしまうと中々もう一つクーラーボックスを買おうという思考に至れず、保冷能力の低いクーラーボックスで苦労しなければなりません。苦労が多いとキャンプ自体が楽しくなくなってしまいます。
高性能クーラーボックスでキャンプを楽しくしよう
安物クーラーボックスは性能の低さからキャンプで苦労が多くなりつまらないものにしてしまいます。反対に高性能クーラーボックスがあるだけで食材の心配が無くなりキャンプを心から楽しむことができます。この様な理由から、初めて買うクーラーボックスをしっかり良い物にする事を強く推奨します。
高性能クーラーボックスはコールマンのスチールベルトがおすすめ!
保冷剤
クーラーボックスを冷やすためには保冷剤が必要です。保冷剤一つとっても性能はピンキリです。性能が高い保冷剤は同じ質量でも冷気を多く溜め込むことが出来、長時間クーラーボックスの中を保冷することが出来ます。
高性能な保冷剤はロゴスの倍速凍結・氷点下パックがおすすめです。
24時間でバッチリ冷える
保冷剤は中々凍らないのが悩みのタネになります。冷凍庫を圧迫するので長期間入れておくのは面倒です。ロゴスの倍速凍結・氷点下パックは24時間で凍結が完了してくれるので冷凍庫の圧迫時間が短くなります。
スチールベルトなら倍速凍結・氷点下パックL2つと飲み物を凍らせる
おすすめクーラーボックスのスチールベルトは51Lです。倍速凍結・氷点下パックLは1つで12Lまで対応できますが、5つ入れるとかなり倍速凍結・氷点下パックが幅を取ります。そこで倍速凍結・氷点下パックLは2つにとどめ、後はペットボトルの飲み物を凍らせて入れておくのをおすすめします。凍ったペットボトルも立派な保冷剤として機能しますし、溶けたものから順次消化していけば無駄がありません。ちなみにペットボトルを凍らせるときは開栓して少し中身を減らしておくと破裂する心配がなくなります。
ウォータータンク
キャンプ場によっては水場が遠い事があります。少し手を洗いたいだけで遠くの水場まで歩くのは面倒です。水を一定量キープして蛇口を捻るだけで使えるウォータージャグはキャンプ中の手間を軽減してくれるので一つ持っておくと便利です。
形状の違い
ウォータージャグには次の2通りの形状があります。
ウォータージャグの形状
自由なメモ
- ソフトタイプ
- ハードタイプ
ソフトタイプのウォータージャグ
柔らかなビニール素材で出来ており水が入っていないときはコンパクトに畳めるのが特徴です。荷物の積載量や普段の収納場所に不安がある時に便利です。難点は水を入れた時に形状が安定せず倒れてしまうことがあります。
ハードタイプのウォータージャグ
プラスチックなどで出来た形の変わらないウォータージャグです。畳んだりすることが出来ない代わりに形状が安定しているので水を入れても倒れたりすることがありません。
BUNDOK(バンドック) ジャバラ ウォータージャグがおすすめ
ソフトタイプとハードタイプの両方の良いところを受け継いだウォータージャグがBUNDOK(バンドック) ジャバラ ウォータージャグです。蓋と足はハードタイプですが水を入れる部分だけソフトタイプになっています。使わないときはハードタイプのパーツでソフトタイプ部分を押しつぶしてコンパクトにすることが出来ます。足がハードタイプなので倒れる心配もなく、収納時の幅も取らない素晴らしい製品です。
カセットコンロ
キャンプレベル1は料理は最大限妥協するのが特徴です。その為、簡易に火を起こせカセットコンロはとても強力な見方になります。お家にある普通のカセットコンロでも使用可能です。ただし、家庭用カセットコンロは風が吹かない前提で設計されている為、屋外で発生する軽い風で簡単に火が消えてしまいます。家庭用カセットコンロを使う場合はなにか風除けになるものを用意しておくと良いでしょう。
購入するなら風防が付いたキャンプ用カセットコンロがおすすめ
イワタニの『カセットフー風まる』がおすすめです。風が吹いても簡単には消えず安定した火力を生み出す事ができます。もちろん家庭用としても使用する事ができます。一つ持っておくことで手抜きしたい時にさっと料理ができるので上級者になっても使い続けることが出来ます。
キャンプレベル1装備購入シミュレーション
いかがでしょうか。
では、ここまでで紹介したキャンプレベル1の装備についておすすめのものをまとめます。
フル装備(約18万円)
レベル1の装備をすべて揃えると約18万円となります。高いと感じられるかもしれませんが、家族4人でホテルを使って旅行に行くと1泊旅行でも1回10万円近くの費用が簡単にかかってしまいます。しかし、キャンプなら贅沢しても1泊2万円もかかりません。つまり、2回旅行に行けば装備分の金額差はすぐに取り返せてしまい、後は行けば行くほどお得になります。
フル装備は真冬以外に対応可能
フル装備は真夏の暑さをコットで、春秋の早朝の寒さを快適に過ごすことが出来ます。真冬は暖房器具が無いと辛いですが、それ以外の季節は気兼ねせずにキャンプを楽しむことが出来ます。キャンプに出かけることができるシーズンが広いため、1年に何度もキャンプを楽しむことができます。初回投資の金額は大きいですが、元を取ることができるのが最も早いのも見逃せない特徴です。
コット省略(約15万円)
少々値段が気になってしまった場合はコットを省略してみるのもありです。コットは真夏のキャンプを行う際に快適ですが、真夏を避けて気候が良い時期を選べば問題ありません。真夏にどうしても行きたい場合は気合で乗り切るか、氷枕などを用意するのも一つの手です。
コット・寝袋省略(12万円)
どうしても値段をもっと下げたい場合はコットと寝袋を省略しましょう。真夏と真冬は厳しくなりますが、春秋なら布団を持ち込むことでキャンプ可能になります。真夏も気合で乗り切るか氷枕などを用意して耐えきればなんとかなります。
実はふぁみパパも最初の2年間はどうしても初期投資を抑えたくてこのパターンを使用していました。真夏はエアマットでは寝苦しかったですが、それすらも楽しい思い出になっています。真冬に寝袋なしは危険ですが、夏場のコット無しは不可能ではありませんので、一度試してみるのをおすすめします。
キャンプレベル1でキャンプの第一歩を踏み出そう!
いかがでしたか?キャンプレベル1の装備を揃えれば今すぐキャンプを始めることが出来ます。『キャンプは難しそう・・・』と思われるかもしれませんが、レベル1の装備を揃えて軽い気持ちで初めて見れば意外と簡単なことにすぐ気づくことが出来ます。
あなたもぜひキャンプレベル1装備で新しいキャンプライフを送りましょうヽ(=´▽`=)ノ