キャンプレベル3(脱初心者)の装備ってどんなもの?
レベル3のテーマ
キャンプレベル3のテーマは『寛ぎ』です!レベル2までは『とりあえずキャンプで美味しいご飯が食べられる』ところまでが目標でした。しかし、美味しいご飯を食べてお腹いっぱいになったら今度は『ゆったり寛げるスペース』が欲しくなるはず。キャンプレベル3ではそんな『安らげるスペース』を手に入れる事が出来ます!
タープを使いたい
レベル2で炭や焚き火が使えるようになりキャンプの楽しみの幅が広がってきたらテントのキャノピーでは狭く感じてくるはず。キャンプ場でゆったり寛ぐ為には『タープ』を導入しましょう。
キャンプレベル3ではレベル2の道具に『タープと固定器具』をプラスしてリラックスしたキャンプ空間を楽しめるようにします!
では、早速レベル3で追加される装備を見ていきましょう!
キャンプレベル3の装備
タープ
家で言うとリビング部分にあたり、みんなが寛ぐスペースを作る事が出来るのがタープです。タープには以下の種類があります。
タープの種類
- ヘキサタープ(六角形)
- スクウェアタープ(長方形)
- スクリーンタープ(部屋型)
ヘキサタープ(六角形)
六角形で出来た布地のタープです。面白い形をしていますが、実は一枚布のタープとしてはこのヘキサタープが最もスタンダードです。ポールとワイヤーの角度により太陽の方向や風向きに対応しやすく応用力のあるタープです。設営に必要なポールやワイヤーの数も少なくサッと設営出来るのも特徴的です。暑い真夏のキャンプはとりあえずヘキサタープで日陰を確保してからゆっくりテントを建てるのがおすすめです。
スクウェアタープ(長方形)
読んで字のごとく長方形の形をしたタープです。屋根の様な形になる為、有効面積が広くなるのが特徴です。ただし、形を作るために必要なポールやロープの数はヘキサタープより多くなり設営に時間がかかります。
スクリーンタープ(部屋型)
屋根と4面を覆う布地で出来たタープです。テントの様ですが、地面の部分は布地がありません。外部から完全に目隠しが出来るので着替えなども気兼ねせずに出来ます。また、布とメッシュを切り替えられるタイプなら開放感を高めつつプライベートも確保する事ができます。暑い夏にはスクリーンタープにコットを置いて寝るととても涼しいですよ。テントと同じメーカーで揃えれば2つを連結する事も可能になり、広い室内面積を作り出す事ができます。
ヘキサタープとスクリーンタープを揃えるのがおすすめ
タープは形状によって利用用途が異なります。スクウェアタープより応用が効くヘキサタープとスクリーンタープのどちらも持っておいてサイトや人数で切り替えるのがおすすめです。
ファミリーキャンプならまずスクリーンタープ
どちらかしか買う余裕が無いのであれば、子供連れのファミリーキャンプを計画している場合、まずはスクリーンタープを揃えましょう。スクリーンタープは目隠し性能が高いので暑いテントの中まで入らなくても人の目を気にせず休憩しやすくなります。
ペグも買い足しておこう
タープも固定はテントと同じくペグを使用します。スクリーンキャノピージョイントタープⅢなら14本のペグが必要になります。標準付属のペグは弱いため、必ずソリッドステークかエリッゼステークに買い換えておきましょう。
伸縮ロッド
持っておくと便利なのが伸縮ロッドです。タープにもポールは入っていますが長さが固定の物が大多数です。また、安いメーカーの物はロッド自体の剛性が弱く風で折れてしまう事があります。
伸縮機能で日陰を調整
キャンプ場でタープを張る時に太陽の向きを気にすると思います。しかし、時間の経過とともに太陽は動きます。夕方近くなると太陽が低い位置から照らしてくる様になります。そうするとタープの向きが合わず上手く影ができなくなる事があります。そんな時に伸縮ロッドがあれば太陽側だけ高さを低くして差し込んでくる太陽の光を遮る事ができます。
高い剛性で折れてしまう悲劇を回避
安いメーカーのロッドは無風の時には問題ありませんが、少し強めの風が吹くと簡単に折れてしまう事があります。実は安いメーカーのポールが折れるのはふぁみパパも経験済みです。夕立前の強風で立てていたヘキサタープのポール2本があっという間に折れ、タープが飛んでいってしまいました。タープの下にあった荷物はその後すぐにやってきた夕立にやられ水浸し。。。貴重なキャンプ時間の半分が後片付けになってしまった苦い経験です。自然相手なので完璧はありませんが、強度の高いポールを使っているだけで安心感は随分と高まります。
おすすめはロゴスのプッシュアップポール
剛性が高い伸縮ロッドはロゴスのプッシュアップポールがおすすめです。w段階に長さを調節できて剛性もしっかりしています。ヘキサタープなら両端2本と影調整用に2本の合計4本持っておくとタープのアレンジ性能を大きく高める事が出来ます。
自在ロープ
足を引っ掛けない為に派手な色に取り替える
テントやタープに付属している自在ロープはコストの都合か万人受けの問題で真っ白な物が多いです。しかし、真っ白な自在ロープは昼も夜も視認しづらく足を引っ掛ける確率が高くなります。料理を両手に持ってテーブルに置く直前、自在ロープに足を引っ掛けて転倒なんて悲劇も起こり得ます(これもふぁみパパの実話です・・・)派手なオレンジの自在ロープに取り替えて置くと視認性が大きく上がり昼も夜も足を引っ掛けにくくなりますのでおすすめです。
予備を持って置く
一本足りなくなるだけでタープは途端に不安定になります。いつ倒れるかわからない状態だと心配でキャンプを楽しむどころではなくなってしまいます。テントやタープで多用される自在ロープはキャンプの必需品です。テントやタープに付随している物は使用しつづけていると劣化してきますので、いざというときの交換用を用意しておくと安心です。予め自在ロープとして完成しているものは少し値段が高く短かったり長過ぎたりする場合があります。おすすめはカットされていないロープと自在金具を別々に購入しておくことです。切れてしまったロープに合わせてキャンプ場でジャストフィットな新しいロープで作ることができます。
キャンプレベル3装備購入シミュレーション
いかがでしょうか。
では、ここまでで紹介したキャンプレベル3の装備についておすすめのものをまとめます。
フル装備(約4万円)
キャンプレベル2までの装備が整って入れば、レベル3の装備はすべて揃えても4万円あれば揃えることができます。
レベル1+2+3合計(約26万円)
あなたがもし装備を一切持っていなくて、一気にキャンプレベル3から始めるならば約25万円の予算が必要です。もちろん、あなたの感覚で『これは後からでもいいな・・・』と思うものは削ってしまって構いません。好きなキャンプ道具を手に入れればテンションも大幅アップしますよ!ヽ(=´▽`=)ノ