キャンプレベル4(中級者)の装備ってどんなもの?
レベル4のテーマ
レベル3でタープが導入されリラックスしたキャンプ空間が作れるようになって余裕が出てきたら『美味しい料理が食べたくなる』はず。キャンプレベル4では、いよいよ美味しい料理を手に入れるための道具を揃えていきます。
ガスやホワイトガソリンを使いたい
キャンプ場で美味しい料理を食べる為に『ガスやホワイトガソリン』を導入していきます。これまではキャンプレベル3で導入した『炭や焚き火』が主な調理道具でしたが、それだけでは作れる料理の幅が極端に狭くなります。というか、キャンプレベル3まではほぼBBQです(笑)
『ガスやホワイトガソリン』が加わることで料理に幅をもたせて『色々なキャンプ飯』を楽しめるようになります。
では、早速レベル4で追加される装備を見ていきましょう!
キャンプレベル4の装備
ガスかホワイトガソリンか
キャンプレベル4を語る上で必要なのが、『使用する燃料をガスとホワイトガソリンどちらにするか』という問題があります。
ガス
キャンプ用のガスはLPガス(液化石油ガス)でいわゆる通常のカセットコンロ用のガスと中身は同じです。キャンプ用品として使用しやすい様にカセットガスより短めの形状になっています。
ホワイトガソリン
中身は純度が非常に高いガソリンです。車用のガソリンとは異なり煤(すす)が出にくく、料理を含めた様々な用途に適しています。
ガスとホワイトガソリンを比べてみると以下のような違いがあります。
ガスとホワイトガソリンの比較
比較項目 | ガス | ホワイトガソリン |
---|---|---|
燃費 | △ | ○ |
携行性 | ○ | △ |
扱いやすさ | ◎ | △ |
火の安定性 | △ | ◎ |
メンテナンス性 | ○ | ☓ |
追加で必要な部品 | ○ | ☓ |
燃費
価格面ではホワイトガソリンの方が圧倒的に安くなります。ランタン使用時のコストを見てみましょう。
燃費比較
ガス
- ランタン:ノーススター2500
- ガス:470gで800円
- 時間:4から8時間
- 燃費:約100円/時
ホワイトガソリン
- ランタン:ノーススターチューブマントル
- ガソリン: 745円/L(満タンで940cc)
- 時間:7から14時間
- 燃費:約50円/時
このようにホワイトガソリンはガスの半分のコストで非常に安価です。
お金を気にするならホワイトガソリン一択でしょう。ふぁみパパもコストは非常に気になるのでホワイトガソリンを選びました。
携行性
持ち運びやすさはガスに軍配があがります。
携行性比較
ガス
- 缶に入っており溢れる心配がない。
- 使用する時はランタンやバーナーにカセットコンロと同じ様に取り付けるだけなので他にパーツが必要ない。
- 他の荷物と混在させても臭いが移る心配もない。
- 中身がガスである為非常に軽い。
ホワイトガソリン
- きちんと蓋が閉めて縦に保管しないと溢れる恐れがある。
- 缶に入っているものの、ランタンやバーナーに移す為のオプション(専用ホースやじょうご)も持ち歩かねばならずかさばる。
- 缶には蓋が有るものの、ガソリンを移すオプションにはガソリンが残ったままになるので臭いがでる。
- 食品や食器とは収納ボックスを分ける必要がある。
- 中身が液体(比重0.75)なので重たい。
ホワイトガソリンは臭いの強い液体であり、持ち運びには注意が必要になります。その点、ガスはカセットガスと同じく未使用時は臭いも無く軽い為、持ち運びが簡単です。
扱いやすさ
実際に使用するタイミングでもガスに軍配が上がります
扱いやすさ比較
ガス
- 本体に取り付ければそのまま使える
- 着火後も特に何もする必要が無い
ホワイトガソリン
- 缶から専用のホースやじょうごでガソリンを使いたいランタンやバーナーに移さなければならない。
- 着火するまでに圧力を高める為、ポンピング動作(本体に付属する装置で空気を押し込む)を100回程度しなければならない。
- 着火後も定期的にポンピングが必要。
火の安定性
火の安定性はホワイトガソリンが有利です。
火の安定性比較
ガス
- 温度が高いところでは特に問題なく動作する
- 温度が低くなると缶の内圧が下がり火力が下がる
- 気化熱により連続動作させると缶の温度が下がり火力が下がる
ホワイトガソリン
- 温度が低くてもポンピングで圧力を高められるため安定して動作する
メンテナンス性
使用後のメンテナンス性はガスの方が高くなります。メンテナンスが必要が高いとそれだけ手間が少なくなり楽になります。
メンテナンス性比較
ガス
- 燃料のガス缶を取り付けるだけなので余分な部品が一切無いのでメンテナンスがほとんど不要
ホワイトガソリン
- 部品のメンテナンスが必須
- リュブリカントオイルの滴下(部品の隙間を封じるオイル)や可動部品のグリスアップなどが必要
ホワイトガソリンのメンテナンスはさほど難しい物ではありません。リュブリカントオイルは決められた穴に1、2滴落とすだけです。しかし、キチンと行わなければ火がつかなくなります。面倒を嫌う性格ならガスにしておく方が良いでしょう。
追加で必要な部品
燃料式のキャンプ道具は追加で必要な部品があります。ただし、その内容はガスとホワイトガソリンで大きく異なります。
追加で必要な部品比較
ガス
- 特になし
ホワイトガソリン
- フューエルファネル
- リュブリカントオイル
- スーパーレンチ
- 残ガソリン抜き取りポンプ
- フューエルキャリーケース
ガスは追加で必要なオプションは一つもありません。対してホワイトガソリンはなんと5つも必要になるのです(´・ω・`)
しかも、ホワイトガソリンで必要になるオプションはどれも省略が難しいものばかりです。
フューエルファネル
ホワイトガソリンをランタンやストーブに移す際に缶から直接移す為の漏斗です。先端を注入口に挿入しガソリンを注ぐ事ができます。満タンになると自動的に燃料の注入がストップします。ファネルの中に残った燃料は少しファネルを引き上げることでタンクの中に吸い込まれて満タンになります。
ただ、はじめから申し上げておくと、燃料装填系のアイテムはどれを買っても基本漏れます(笑)練習するとマシにはなりますが多少はこぼれますので覚悟してやりましょう\(^o^)/
スーパーポンピング
ホワイトガソリンを使用する前に『ポンピング』と言われるタンク内に空気を圧縮する作業があります。この作業によりガソリンが勢いよく吹き出し燃焼させやすくなるのです。しかし、このポンピングがホワイトガソリンの難易度を格段に上げている原因とも言われています(;´Д`)ポンピング作業は1回ホワイトガソリン製品を起動させるだけで100回前後、安定して使用するために、更に数十回必要になります。これを指でやると、大抵の人の指は痛くなり、複雑な力を入れながらの作業は普段から運動していないパパママの筋肉を直撃します(笑)そんな恐ろしいポンピング作業を楽にしてくれるのがスーパーポンピングです。ホワイトガソリンを使用すると決めたらスーパーポンピングも合わせて購入しておくと挫折する可能性が大幅に減少しますヽ(=´▽`=)ノ
リュブリカントオイル
ホワイトガソリンを燃料とする道具は基本的にポンピング作業で内圧をあげて吹き出すようにしてやる必要があります。その際に、動かすポンプノブをシール(密封)する為に使用するのがリュブリカントオイルです。このオイルが切れているとポンピングで空気が入らず道具が使用できなくなってしまいます。半年ほど使用しないと簡単にシールが切れてしまうのでホワイトガソリンを使用する場合は必ず用意しましょう。
スーパーレンチ
ポンピングにより動作する部品は消耗品です。その為、適宜取り外してメンテナンスしなければなりません。ほとんどの部品は回すだけで取り外すことができますが、その際に必要な工具がスーパーレンチです。一般工具でもメンテは可能ですが、キャンプのたびに工具箱から取り出して持っていくのは非常に面倒なのでスーパーレンチを一つ持っておくと便利です。
残ガソリン抜き取りポンプ
使用済みのホワイトガソリンを缶に戻すために使用します。ガソリンを使用する道具に寄ってはタンクを傾けるのも難しいものがあります。そんな時に残ガソリン抜き取りポンプが便利です。残ガソリン抜き取りポンプをセットしポンピングするだけで簡単にガソリンを戻すことが出来ます。
フューエルキャリーケース
ホワイトガソリンは使用する道具が多いので一度にまとめられるケースがあると便利です。フューエルキャリーケースはホワイトガソリン4L缶とオプションすべてをラクラク収納することが出来ます。ファスナーもしっかりしているのでガソリン臭ももれずとても便利です。ホワイトガソリンを使用することに決めたらフューエルキャリーケースできれいに収納してしまいましょう。
ガスとホワイトガソリンどちらを買えばよいか
ガスとホワイトガソリンの選び方の結論
- 楽したいならガス
- キャンプの良さを追求するならホワイトガソリン
2つの燃料の特徴からおすすめの選び方は以下の通りです。
燃料の選び方
ガス
- とにかく楽したい
- 準備や片付けを短縮してキャンプを楽しみたい
ホワイトガソリン
- 手間はかかっても良い
- オプションキット(※)を購入しても良い
- 燃費は安い方が良い
- 火が安定している方が良い
- 普段は出来ないキャンプならではの体験をしたい
ガスは家にあるカセットガスと基本は同じです。とても楽で準備も片付けにも全く手間がかかりません。一方、ホワイトガソリンは手間だらけです。ただし、キャンプでしか出来ない経験をたくさんする事が出来ます。ポンピングなどはその代表です。内圧を高めてガソリンを噴射するなんて事はキャンプでしか体験できません。
どちらを優先したいかで燃料を決めると良いでしょう。基本的にどちらを選択してもキャンプを楽しむ事には全く問題ありません。
ランタン
レベル1でLED式ランタンがラインナップに入っていました。これまではこのLED式ランタンが主な照明でしたが、いよいよキャンプレベル4ではこれを置き換える事になります。
燃料式ランタンは趣味
始めに申し上げておくとガス、ホワイトガソリンどちらの燃料式ランタンもLED式ランタンに勝る所がほとんどありません。
LED式ランタンはとても良く出来ており、光量、燃費、重さ、サイズなど燃料式よりはるかに優れています。
それでも燃料式を選ぶ意味があるとすればそれは『趣味性』の高さです。
燃料を取り扱うことの面倒さや不便さを敢えて体験する事ができます。更にレトロな道具を使うのという喜びも得ることが出来ます。
スイッチ1つで照明が点灯する日常を抜け出して面倒な燃料装填やメンテナンスを体験する事で、非日常を愉しむ遊びなのです。
よって、それらの趣味性を求めないのであればLEDランタンのままで全く問題ありません。
燃料式ランタンの魅力
照明としての能力はLED式が完全に燃料式を上回っています。では、なぜ燃料式ランタンを選ぶ人がいるのでしょうか。それはLED式にはない『燃料式ランタンの魅力』があるからです。
ゆらゆらと揺れ動く灯
LED式照明は常に一定の光量を発揮します。一切揺らぐ事なく安定した光を送ってくれます。証明としては完璧です。しかし、完璧過ぎてあたかも『室内にいる』様な感覚をもたらしてしまいます。
一方で燃料式ランタンはLED式ほど安定しません。風や気温や気圧によりに燃料の噴出具合が変化し光量が揺らぎます。この揺らぎが『自分は自然の中にいる』事を気付かせてくれるのです。ランタンの灯りが揺らぐたび、自然と自分の連続性を実感させられるのです。これはLED式には出せない燃料式だけの特徴です。
そんな魅力から燃料式ランタンはLED式が性能で上回っても依然として人気を誇っているのです。
マントル
燃料式ランタンは『マントル』と呼ばれる布に金属硝酸塩を染み込ませた物を燃焼させる事で光を発生させる方式のランタンです。マントルは消耗品でしばらく使うと壊れてしまいます。また一度使用すると硬化し持ち運ぶ際に簡単に壊れてしまいます。基本はキャンプに行くたびに交換するものと考えると良いでしょう。マントルはで1つ800円から1000円前後です。
ガス式ランタン
ノーススターランタン
燃焼にガスを使う事で部品点数や手間を大きく減らしたランタンです。取扱が簡単でガスをセットしてすぐに点火する事ができます。
ルミエールランタン
『ゆるキャン△』を見てこのランタンに憧れた人も多いのではないでしょうか。マントルを燃焼させるのでは無く、炎その物で周囲を照らすタイプのランタンです。『光の揺らぎ』を感じるには最適なランタンです。値段も安価で導入しやすいランタンです。
ただし、風に弱く強い風が吹くと炎が消えそうになる事があります。メインの照明にする場合、風が強くなる事を念頭に置いてLED式をバックアップで持っておく事をお勧めします。
ホワイトガソリン式ランタン
コールマンのロゴはこの『ホワイトガソリン式ランタン』がモチーフになっています。キャンプの代名詞とも言える存在ですね。今の世の中はLED式ライトなど便利なもので溢れており、ホワイトガソリンやマントルを使い、面倒なポンピングを行って、その結果、周囲に熱を振りまくホワイトガソリン式ランタンは無用の長物です。普通に生活している限りは絶対に触れることは無いでしょう。しかし、そんなランタンだからこそキャンプの道具として愛されるのかもしれません。キャンプは『敢えて不便を楽しむ』事が重要です。苦労して苦労してやっと十分な明かりを手に入れられる生活は、便利であふれる世に暮らす私達が忘れてしまった何かをきっと思い出させてくれるでしょう。
共通で持っておきたい装備
ランタンスタンド
LED式では必須ではありませんでしたが、燃焼式では持っておいた方が良いのが『ランタンスタンド』です。光を効率良く周囲に送るためにランタンスタンドがあると便利です。
燃料式はLED式に比べて以下の特徴があります。
燃料式ランタンの特徴
- サイズが大きく置き場所を圧迫する
- 燃焼で熱を生じるので近くに寄ると暑い
- 紫外線を含む為虫が寄りやすい
サイズが大きく置き場所を圧迫する
LED式は電池式の為、構造が簡単で非常にコンパクトです。燃料式はガスやホワイトガソリンを使用するため、燃料分の体積、及び燃焼部品の体積が必要になり、非常に大きくなります。
燃料 | 製品名 | サイズ | 備考 |
---|---|---|---|
LED | ジェントス777 | 幅102.4mm×奥行き87.3mm×高さ184.1mm | |
ガス | ノーススター2500 | 直径145mm×高さ408mm | ※LPガス接続状態 |
ホワイトガソリン | スポーツスター(R)II | 直径140mm×高さ140mm |
燃焼で熱を生じるので近くに寄ると暑い
当たり前ですが燃料式は光効率が良くありません。燃料を燃焼させた時のエネルギーの大半は光ではなく熱に変わります。この為、ランタンの近くの温度が上昇してしまいます。冬なら好都合ですが、夏場はそうもいきません。ランタンの近くに寄るのも嫌になってしまいます。
紫外線を含む為虫が寄りやすい
LED式もマントル式も同じ光を放つ道具ですが、放たれる光の性質は異なります。燃料式が発生させる光には紫外線が含まれています。一部の虫はこの紫外線を感知し寄ってきます。この為、燃料式のランタンを照らすと虫が寄ってきやすくなります。
ランタンスタンドでデメリットを打ち消す
置き場所、熱、虫のデメリットは『ランタンの設置位置を人から離す』事によって打ち消すことが出来ます。ランタンスタンドは机以外の好きな場所にランタンを設置することができるので3つのデメリットはいずれも影響がなくなります。
シングルバーナー
手頃な価格とサイズでちょっとした加熱に役立つのがシングルバーナーです。いわゆる一口コンロの役割ですが、そのパワーは一般家庭用の物より遥かに強く、多少風が強い屋外でもきちんとお湯が湧きます。調理をコンロ1つで作ることを前提にメニューを考えればファミリーキャンプでもシングルバーナー1つで十分戦えますよ。
ガス
アウトランダーマイクロストーブ PZ
お手軽簡単なガス式のシングルバーナーです。カセットガス感覚でガス缶を本体に取り付けるだけで使うことができます。ホワイトガソリンに比べて燃料交換が圧倒的に楽です。その代わり燃料費はホワイトガソリンの約2.6倍と高くなります。
アウトランダーマイクロストーブ PZはコンパクトな形状ながら鍋やフライパンを載せるゴトクもしっかりしており安定感のあるバーナーです。また、点火装置が内蔵されている点もポイントです。通常のバーナーは点火時の火種はライターなどを自分で用意しなければなりません。しかし、点火装置が付くことでライターを携行する必要がなくなります。ライターはキャンプ用品の中でも忘れ物になりやすい道具ですので、無くても良くなるのはとても便利ですよ。
ホワイトガソリン
スポーツスター(R)II
ホワイトガソリンの代表選手はコールマンのスポーツスター(R)IIです。ガスは気温や気圧に大きく左右されますがホワイトガソリンはそれらの影響が少なく安定して使用する事ができます。専用のケースも付随しており持ち運びやすいのもポイントが高いです。タンクは520ccで満タンにすることで約3時間の連続使用が可能です。
ツーバーナー
1人のキャンプなら温める料理の数も量も少ないのでシングルバーナーでも事足ります。しかし、ファミリーキャンプとなると3人や4人、場合によってはそれ以上の人の料理を暖めなければいけません。シングルバーナーではとても追いつきません。
そこで役に立つのがツーバーナーです。ツーバーナーは2つのコンロが同時に使用できるので調理の幅が大きく広がります。また、シングルバーナーも使用すれば一気に3ツ口コンロの出来上がりです。ここまで来ると家庭用コンロと同じ様に並行して3つの料理を暖められるのでとっても便利です。凝ったキャンプごはんを楽しみたいなら必携の1台と言えるでしょう。
ガス
コールマン パワーハウスLPツーバーナーストーブ2
ガス式ツーバーナーは左右に同じガスをセットして使用します。最大火力はどちらも同じなので家庭用コンロと同じ調子で料理をすることが出来ます。燃料は左右で独立しているのでどちらか一方が片減りしても融通することは出来ません。また、気温や気圧の変化に弱いところもシングルバーナーと同じです。ただし、シングルバーナーにくらべ風防がしっかりしているので風の影響は受けにくくなっています。
ホワイトガソリン
413Hパワーハウス(R)ツーバーナー
ホワイトガソリン式ツーバーナーはガス式とは異なり左右の火力に差があります。413Hパワーハウス(R)ツーバーナーのように右側から燃料が注入されるタイプは右側のほうが最大火力が強く、左側が低めになっています。この為、調理する内容で左右の火力を使い分けるスキルが必要になります。また、着火前、着火後それぞれでポンピング作業が必要になります。内圧が下がるとガソリンの噴出が弱まってしまい火力が上がらなくなります。長時間の煮込み作業などはポンピング作業を何度も繰り返す必要があるので少し大変です。ただし、ガス式に比べ気温や気圧の変化に強く0度を下回るような悪条件でもいとも簡単に点火でき、安定して使用することが出来ます。悪条件のキャンプ上に行く場合はホワイトガソリン式がおすすめです。
料理用デスク
いざ、ツーバーナーを購入しても置く場所がなければ料理ができません。食事用のデスクに設置してしまうと料理が置けなくなってしまいます。ツーバーナーを使用する場合、キャンプ場に手頃な台でもない限りは料理用デスクを持参するのがおすすめです。
コールマンの『オールインワンキッチンテーブル』はツーバーナーを設置する場所、調理をするデスク、荷物や食材を置く棚、調理器具を吊るせる場所、ランタンを吊るす場所と必要な機能がてんこ盛りになった最強の料理用デスクです。
ガス、ホワイトガソリンのどちらのタイプを採用してもきちんと設置することが可能です。
包丁
調理をする際に必須となる包丁は自宅にあるものを使用するより専用品を用意することをおすすめします。なぜなら、キャンプに行く前日まで包丁はキッチンで使用されている可能性が高い為です。そのため、包丁をキャンプ道具一式に含めるのは前日の夜か出発直前になりかねません。そのため、忘れてしまう可能性が非常に高いのです。使い回しは可能ですが忘れる可能性を考えると、キャンプ用を別で用意するのがおすすめです。
キャンプ用の包丁は特殊なものである必要はありません。通常の料理のみであれば市販の三徳包丁を用意しましょう。
また、キャンプ用包丁は抜き身で運搬するのは危険ですので鞘を用意しましょう。
まな板
厚手のものは携帯性が良くないため、薄手のまな板を使用するのがおすすめです。ボックスの隙間にすっと入れることができるので持ち運びも楽ちんです。よほど硬いものを切らない限りこの薄手のまな板で十分です。硬いものは自宅で下ごしらえしてから持ち込むと良いでしょう
ホットサンドメーカー
ただ火で炙るだけで格段に美味しくなってしまう魔法の調理器具です。パンに適当な具を挟んで焼くだけで焦げ目がついたアツアツのホットサンドを作ることが出来ます。豪華な材料が無くてもパン、ハム、チーズだけで素晴らしい御馳走に進化します。材料を揃える暇がない場合はコンビニでランチパックを買ってきて挟んで焼けばOKです。
スキレット
料理用の鉄製フライパンです。小さいものから大きいものまで様々なサイズが販売されています。鉄製の為、決まった手入れをしないとあっというまに錆びてしまいます。しかし、その手間が逆に楽しいキャンプならではのアイテムです。スキレットは調理してアツアツの鉄鍋をそのままテーブルに並べるのが基本です。普段は家であまりしないアヒージョなどが良く映える調理器具です。一つ持っているだけっで料理の幅が大きく広がるので、加熱調理器具とセットで用意するとキャンプご飯を簡単にランクアップさせることが出来ます。
キャンプレベル4装備購入シミュレーション
いかがでしょうか。
では、ここまでで紹介したキャンプレベル4の装備についておすすめのものをまとめます。
ガス装備(約5万円)
ホワイトガソリンより安い
ガス装備ですべてを揃えると約5万円となります。ホワイトガソリンよりオプション費用が無い分やすくなります。初期費用を抑えたい場合はガスが有利です。
ただし、燃費は2倍
しかし、注意したいのが燃費はホワイトガソリンの2倍になり、使えば使うほどホワイトガソリンの方が安くなります。長い目で見るとホワイトガソリンの方が安くなるのです。
ホワイトガソリン装備(約9万円)
ガスより高い
ホワイトガソリン装備ですべてを揃えると約9万円となります。ガスに比べて構造が複雑でオプションも必須のものが多数あり初期費用ではガスには及びません。
ただし、燃費は1/2倍
しかし、燃費はガスの約半分です。使えば使うほどお得になるのです。キャンプを何度も楽しみたいと考えているならホワイトガソリンの方が最終的には安くなります。
レベル1+2+3+4合計(約31万円/35万円)
あなたがもし装備を一切持っていなくて、一気にキャンプレベル4から始めるならばガス装備なら31万円、ホワイトガソリン装備なら35万円の予算が必要です。もちろん、あなたの感覚で『これは後からでもいいな・・・』と思うものは削ってしまって構いません。好きなキャンプ道具を手に入れればテンションも大幅アップしますよ!ヽ(=´▽`=)ノ